コエンザイムQ10の豆知識

コエンザイムQ10で心臓機能向上

アンチエイジングの効果が期待できると話題のコエンザイムQ10。実は心臓機能を向上させる効果があることをご存知でしょうか?

年齢を重ねるとともに衰えやすい心肺機能を向上させ、狭心症や心筋梗塞など心臓病の予防にもつながります。

この記事ではCoQ10の心臓機能の改善効果について、詳しく解説します。

コエンザイムQ10は心臓病の治療薬でもある

もともとコエンザイムQ10(以下CoQ10)はユビキノンという名称で心不全の治療薬として認可されました。

特に「うっ血性心不全」という病気の治療効果が高いと評価されています。うっ血性心不全とは心臓のポンプ機能が低下し、全身に血液をスムーズに送り出すことができなくなり、心臓に血液が溜まることで生じる心臓の疾患のことです。

分かりやすくいえば、心臓の筋肉の働きが低下することで生じる心臓の病気です。

CoQ10は人間に60兆個あるほぼ全ての細胞の中に存在し、ミトコンドリアがエネルギーを作り出す働きに大きく関わっています。

特に心臓は血液を全身に送り出すために強い力が必要となるので、ミトコンドリアが多く存在しています。そのため心臓には他の臓器よりもCoQ10が多く集まっているのです。

そのため、もし体内のCoQ10が不足すると真っ先に影響を受けるのは心臓など主要な臓器です。心臓に集中しているCoQ10が不足すると心臓を拍動させるエネルギーが足りなくなり、心筋自体の働きも低下し、心臓疾患が起こることがあるのです。

そこで不足したCoQ10を補うことにより、心臓の筋肉細胞でのエネルギー産生が高まるとともに心臓の細胞が活性化されます。それにより、衰えていた心臓のポンプ機能が回復し心臓病の改善が期待できるのです。

体内のCoQ10はなぜ減少するのか?

CoQ10は食べ物などから摂ることもできますが、人間の体内でも合成されています。CoQ10の体内での合成は、20際頃をピークに40代では30%、60代では40~50%、70代では半分以下と年齢とともに減少していきます。

年齢によるCoQ10の減少幅にも比例し、他の臓器などに比べ心臓のCoQ10は最も減少するスピードが早いことが分かっています。

だからこそ、心臓機能の向上にはCoQ10の摂取が重要なのです。

高血圧・低血圧を改善し心臓機能を高めるCoQ10の働き

CoQ10には血圧を正常に保つ働きもあります。高血圧が起こる原因は、血管の酸化や血管へのコレステロールの蓄積などにより、血管そのものが硬くなることや血管の内腔が狭くなることが考えられます。

CoQ10には強い抗酸化作用があるため、血管の酸化を防ぎ、血管が硬くなるのを防ぐとともに血管の柔軟性を維持し高血圧を予防する働きがあるといえます。

また、血管が硬くなったり狭くなったりすると、全身に血液を送り出すために強い力が必要となるため、心臓には大きな負担がかかります。そのため心臓がダメージを受け、心臓病などの病気を引き起こす要因となるのです。

CoQ10は高血圧を予防することによって心臓の負担を減らし、心臓機能を守ることにもつながるのです。

また、もともと心臓ポンプが弱く低血圧の人は、CoQ10の摂取によって心筋のエネルギー
産生力が向上し血液を送り出す力が強くなるので、低血圧の症状を改善することも期待できます。

低血圧は高血圧に比べると健康への害があまりなく、病気として捉えられにくい疾患なのですが、低血圧症による立ちくらみ、めまい、貧血、全身の倦怠感などは人によっては生活に支障が起こる場合もあります。

CoQ10は高血圧、低血圧のどちらにも良い働きをもたらし、心臓機能を正常に保つために有効な成分なのです。

アスリートも利用するCoQ10の優れた効果

一般の人だけでなく、プロのアスリートもCoQ10の働きに注目しています。

プロのサッカー選手やマラソン選手などを対象とした研究ではCoQ10を摂取することでパフォーマンスや持久力が高まるというデータは数多く得られています。

また、リオデジャネイロオリンピックでウエイトリフティング銅メダルを獲った三宅宏美選手もCoQ10を筋力強化に活かしていたようです。

一般の人が健康を維持する目的だけではなく、世界のトップアスリートが筋力や体力の強化のためにCoQ10を利用していることはCoQ10の効果を証明する何よりの根拠といえるでしょう。

どんなに良い栄養素をいくら摂っても、心臓の働きが良くなければその栄養が体の隅々にまで行き渡らないはずです。健康を維持するには心臓の働きにも注目することが大切です。

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