免疫細胞の種類

人間の身体に備わっている免疫細胞「白血球」は、悪い病原体をやっつけてくれる心強い存在です。単一の細胞のように誤解されることもありますが、実はさまざまな細胞から構成されています。
白血球を構成するものとして、

  • マクロファージ樹状細胞
  • 好中球
  • リンパ球
  • T細胞(ヘルパーT細胞/キラーT細胞/サプレッサーT細胞)
  • B細胞
  • NK細胞

があります。彼らは日々血液やリンパ液の流れに乗って全身を循環し、病原体などが侵入したときは戦い、それ以外は監視を行っています。それぞれの細胞は指示を出したり病原体の情報を記憶するなどしてお互いに協力し合い、敵を倒すため24時間体制で日夜働き続けています。

以下に、それぞれの細胞の役割を紹介しています。

マクロファージ

大部分のマクロファージは絶えず全身の臓器や組織で侵入者を迎え討つ役目を果たしています。毎日なんと3000億個の死んだ赤血球を食べ細胞の残骸などもせっせと掃除しています。

樹状細胞

樹状細胞は免疫細胞に多くの情報を伝達し免疫を強化しています。樹状細胞は2種類ある免疫系統(自然免疫系と獲得免疫系)の二つをつなぐ重要な役割を持っています。

好中球

好中球は細菌やウイルスなどのなかでも大きめのサイズの病原菌を処理するために活躍します。

リンパ球

リンパ球はいわゆる精鋭部隊で、ヘルパーT細胞が攻撃開始の指令を出した直後から抗体を作って細菌を直接攻撃しはじめます。ヘルパーT細胞の指令に絶対的に従う戦闘部隊であり、すぐれた能力を有する免疫機関でもあります。

T細胞

ヘルパーT細胞は樹状細胞やB細胞からの報告を受けて身体に入ってきた物質を攻撃するべきかどうか判断し、キラーT細胞やサプレッサーT細胞に指令(攻撃命令)を伝達します。

B細胞

B細胞は骨髄で成長した細胞で、敵と一体化して細胞にとり込み、敵の情報を得た後ヘルパーT細胞に送る役割を持っています。

NK細胞

NK細胞は、がん細胞やウイルス感染細胞に対して直接パイプ状の物質を敵に突き刺し、がん細胞を自殺させます。